新型コロナウイルスの影響により、イベントや行事も自粛中止が相次ぎ、地域の小学校においても運動会や水泳大会、音楽発表会などの学校行事も中止となった。
それに付随し、本来思い出として残るはずだった「写真」も例年と比べて少ない枚数となっており、特に卒業生にとっては最後の年、沢山の思い出を残したかったのではないのだろうか。こんな年だから、こんな時代だからこそ最高の思い出を、「最高の1枚」をと考え事業計画に至った。
普段撮影する事の困難な空撮を宿毛市、大月町、三原村の卒業生のいる小学校で行った、学校の外観に加え各校が人文字で1文字ずつ作り空撮した画像を1枚にまとめ、一つの文章を作ることで地域の同世代で「繋がり」を感じてもらえるように工夫した。
出来上がった写真は各校の小学生6年生(2020年度卒業生)全員と各学校に配布した。
生徒や先生を対象とした事業後のアンケートでは喜びの声が多く、思い出に残る事業になったと感じている。
ARIGATO39委員会
委員長 小 栗 聖 也
事業に賛同いただいた、宿毛市、三原村あわせて5つの小学校で、図書に対する取り組みを動画撮影し1つにまとめ、5校の生徒や先生達で共有する事により図書に対する取り組みの意欲の向上を図った。
それぞれの学校で取り組みが違い、事業後のアンケートでも「参考になった」や「ぜひ取り入れたい」などの回答を得られた。
各校の生徒と先生がどのようにPRすればよいかJCメンバーと共に考える事により、人に伝える難しさや、工夫を経験できたのではないかと考える。
先生からは「この事業はいい」「子ども達のために続けてほしい」といった声をいただけた。
未来育成委員会
委員長 北 川 生 雄
本の寄贈を行い子ども達の人間性や心の豊かさを養える環境の向上を目指し、宿毛青年会議所創立当時から続く継続事業。
本年度は宿毛市、大月町、三原村の小学校(10校)を対象に本の寄贈を行った。
時代と共に変化する教育現場では図書費の削減を余儀なくされ、本の老朽化や新しい本の不足が見受けられる中、希望する本を寄贈することにより子ども達の読書に対する意欲を高めることができた。
未来育成委員会
委員長 北 川 生 雄
私たちの地域は海洋資源が豊かであり、「海」を舞台とした産業やレジャーが盛んである。新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が求められるなか、地域外に出かけなくても楽しめる「地元の海」の魅力を感じてもらおうと事業の構築に至った。
現在小学校ではコロナ禍により調理実習も出来ない状況であるため、産業や海洋資源についても理解を深めることができる食育プログラムを事業内容に盛り込み、充実した1日を過ごしていただいた。
参加対象は地域の小学生とその親(20組限定)、新型コロナウイルスの影響により9月の開催予定から延期したが多くの親子からご応募いただき、抽選で参加者を決めることとなった。釣り体験・養殖業の紹介・ブリの解体ショー・わら焼きタタキ体験・魚の調理と盛りだくさんの内容で、事業後のアンケートでは「もっと釣りたかった」「調理が難しかった」「養殖業は大変そう」「宿毛の海の豊かさを再認識できた」など、様々な感情を引き出すことができた。
ARIGATO39委員会、未来育成委員会
2委員会合同事業